まずは、光熱費の明細などから、エネルギーの使用状況を把握し、種類別に月別グラフなどにまとめて、削減のポイントを考えてみましょう。

空調の設定を１℃緩和することで空調の電力を約10％節約できます。

夏期には直射日光を遮断したり、冬期には窓からの冷気を遮ることで空調機器への負荷を低減します。

フィルターがホコリなどで目詰まりしていると、冷暖房効率が大きく低下します。
フィルターのみでなく、エアコン内部や室外機の清掃や点検を併せて業者に依頼する方法もあります。

夏の外部からの紫外線をカットしたり、遮熱効果のある
フィルムを貼ることで、冷暖房効果を向上させることができます。
窓の開放感を保ったまま、外側から建物内を見えづらくする機能を持ったものもあります。

空調の吹き出し口からの距離や、日光の影響などにより、差が生じた室内の温度を、撹拌することで均一にします。

不要な場所、不要な時間帯の消灯を徹底します。
使用していない会議室、作業に影響のない応接スペースや打ち合わせスペースなどの消灯を徹底するよう、改めてオフィス・事業所内を点検してみましょう。
また、始業前、昼休み、終業後（残業時）などは、特に人がいない場所の消灯を徹底しましょう。

さらに

【通路部分などの照明を間引く】
通路部分、机上の照度に影響のない部分など、作業に影響のない部分の照明を部分消灯します。

窓際などで、採光が十分な場所は消灯します。

パソコンの画面の輝度を下げたり、省エネモードで使用することで節電します。

会議や外出などで長時間使用しないときは、シャットダウンします。ただしパソコンは起動時の電力消費が大きいため、90分未満の場合、スタンバイ（スリープ）機能を利用するのが有効です。

便座の保温機能を使用している場合、ふたを閉めることで温めた便座の熱が逃げるのを防ぎ、節電になります。

便座・洗浄水の設定温度を必要最低限に下げます。

退社時など、長時間使用しない時は電気機器のコンセントを抜いておくことで待機電力をカットできます。

個別スイッチ付きタップを使うことにより、コンセントを抜く手間をかけることなく、使用しない時の待機電力をカットできます。

待ち合わせや荷物の積み下ろしなどの駐停車時は、アイドリングを止めましょう。

走行距離が短いルートの選択や、渋滞の回避をすることで燃料消費を節減します。
また、目的地に近接の場所への用務をあわせて済ませることなどにより、自動車の運行効率を上げます。

ふんわりアクセル（発信時に５秒で時速20km）を心掛け、走行中も加速・減速を極力減らしましょう。
エコドライブの講習会を活用するのも有効です。

空気圧が不足していると、抵抗が増えることで燃費が悪化します。安全のためにも定期的にチェックしましょう。

目的地が近い場合には徒歩・自転車での移動を心掛け、遠方へ出かける場合は公共交通機関を利用します。
公共交通機関の利用により長時間の運転による負担も軽減できます。

パソコンで作成したファイルを印刷する前に、プレビューで内容を確認することで、印刷ミスを減らしましょう。
また、支障のない範囲で、両面印刷、２アップ印刷、ミスコピー等の裏紙利用を行いましょう。
これらの方法で、紙の使用量を削減することができ、コピー機の電気代削減にもつながります。

さらに

コピー用紙の使用量を把握、削減目標の設定により、具体的に「見える化」することで、意識を高め効果的に節約を実施できます。