事業収支を改善するために、使用するエネルギー（コスト）を減らすという方法もあります。
省エネで削減したコストはそのまま利益に！効果は何年も続きます。

（例）光熱費の10%削減＝売上を90万円伸ばしたのと同じ効果

年商3,000万円の事業所で、光熱費が売上の0.6%に相当するなら、3,000万円×0.006＝18万円
10%削減した年間の光熱費は、18万円×0.1＝1.8万円
営業利益率が2%の場合、売上の増加に相当する額は、1.8万円÷0.02＝90万円

作業に十分な照度がある範囲で実施してください。

（例）設備：蛍光灯（40W形2灯/1台/消費電力90W）50台→35台

年間点灯時間：3,000時間
省エネ効果：電力量4,050kWh/年
コスト削減額　約6万円/年

夏期28℃、冬期19℃が推奨される温度です。小売店では、夏に2℃上げると4%、冬に3℃下げると8%省エネにつながります。

（例）300m2の店舗：電力消費量13,750kWh/月　冷房を3ヶ月、暖房を4ヶ月ずつ運転

省エネ効果：電力量6,050kWh/年
コスト削減額　約10万円/年

ふんわりアクセル（発進時に5秒で時速20km）を心掛けることで、燃費が約10%改善します。

（例）社用車5台：年間走行距離10,000km/台　ガソリン代130円/l　燃費12km/l

省エネ効果：ガソリン380l/年
コスト削減額　約5万円/年

電力消費量を約5～9割削減できます。

（例）設備：蛍光灯（40W形2灯/1台/消費電力90W）50台→LED（1台/消費電力46W）50台

年間点灯時間：3,000時間
省エネ効果：電力量6,600kWh/年
コスト削減額　約11万円/年＋LEDは長寿命で交換の手間や費用を軽減！

デマンド監視装置を活用して最大電力の変化を監視し、設定値に近づいた場合は空調機等の運転を停止することにより、最大電力を抑制することで契約電力を下げることができます。

（例）契約電力を10kW下げた場合

コスト削減額　約16万円/年
※中部電力　高圧業務用電力プランA　500kW未満（力率100%）の場合
1614.86円×10kW×力率割引85%×12ヵ月＝164,715円/年

最新の省エネ型自販機は、電力消費量を５割程度削減できます。

（例）缶・ボトル用自販機１台：電力消費量1,650kWh/年

省エネ効果：電力量825kWh/年
コスト削減額　約13,000円/年

24時間連続運転している食堂や事務所の自動給茶器を、利用者がいない夜間に電源OFFすれば電力消費量を削減できます。

（例）給茶器１台：電力消費量1,200kWh/年

利用者がいない夜間（8時～20時）に電源OFFで稼働時間を半分に
　省エネ効果：電力量600kWh/年
　コスト削減額　約9,600円/年

窓に遮光シートを貼り付けることによって、室温の上昇を抑え、冷房電力消費量を削減できます。

（例）日差しが強い窓（16㎡）に遮光シートを貼り付け

空調機10台：冷房電力消費量16,000kWh/年
省エネ効果：電力量700kWh/年
コスト削減額　約11,000円/年